柳沢吉保とその時代  川越市立博物館&川越市立美術館

没後300年記念として「柳沢吉保とその時代」展が、川越博物館、美術館共催で行われている。

五代将軍徳川綱吉の側用人として大出世を遂げた柳沢吉保は、元禄7年(1694年)1月7日に石高7万2000石で、武蔵国川越藩主(埼玉県川越市)となる。甲斐武田家臣の出自から、川越の後は甲斐で15万石を与えられ、譜代大名となる。吉保は老中として多忙で、一度も川越へは来ていないそうだが、三富新田の開発などの業績で知られている。

柳沢吉保とその時代3

 

今回の博物館の展示は、柳沢文庫が保存している徳川綱吉の領地宛行朱印状など、川越、鶴ヶ島近隣の地名が見え興味深かった。徳川綱吉直筆の掛け軸など、その親密ぶりがうかがえる展示であった。柳沢吉保像として有名な狩野常信筆が複数展示されるなど、柳沢吉保に関する資料が多く集められていた。

 

 

 

 

 

 

柳沢吉保とその時代(美術館)美術館には、狩野派信筆の「六義園の図 上」、狩野探雪の「四季花鳥図屏風」、英一蝶の「吉原風俗図巻」など狩野派の作品展示が多く、付き合いが深かったことが見て取れる。日本画観賞としても価値があり、ゆっくり時間をかけて見ることを勧めたい。また、吉保の子、二代目甲府藩主、柳沢吉里は書画に優れ、その自筆の掛け軸なども展示されている。

 

 

 

 

 

柳沢吉保とその時代

会 期:10月18日(土)~12月1日(月)
※ただし4幅がそろうのは11月5日(水)~

柳沢吉保とその時代2

博物館、美術館共通チケット

会 場:博物館・美術館共催!
・第1会場 博物館 特別展示室
・第2会場 美術館 企画展示室

観覧料:一般600円(480円) 高校・大学生300円(240)円 中学生以下無料
(両会場ご観覧いただけます)

通説で悪いイメージがある、川越藩主でもあった柳沢吉保を、改めて見直す良い機会となると思いますので、会期末(12月1日)までに川越市立博物館、美術館を訪れてはいかがでしょうか。   (285)

 

 

Author: ヒキコマ、ハジマル。